掃除機が欲しいな、と思い、通販を眺めていた。
今使っている掃除機が壊れたとか、特にそういったわけではない。
ただ、今使っている掃除機は、吸い込みが甘い上に、スティックタイプ(?)のクセにコードレスではない。
コードも何Mあるのかわからないが、部屋の端っこまで届かない。
狭い家なのに、コンセントを差し替えないといけないのだ。
しかもそのコード、通常の掃除機のように巻き取り式ではなく、本体に直接ぐるぐるっと巻くタイプ。
出すときもしまうときも、面倒でならないのだ。
色々見ていると、SANYOさんで、いいモノを出していた。
デザインは特にカッコいいわけではないのだが、妙に気に入った。
―俺は少し、ハズれたものを好むようだ―。
値段も悪くない。
よほど購入に踏み切ろうとしたが、色々計算してみると、やはり買わない方がいいのかもしれない。
考えてみれば、今月はいい加減に髪を切りに行かなければならない。
髪切るのって、結構お金がかかるのである。
払わなければいけないものも、色々ある。いや、携帯代だけだけどさ。
今月かかる費用と、払わなきゃいけないもろもろとを考えてみると、買ってる余裕なんて実はあまりないことに気付く。
いつもそう。
散々悩んだ挙げ句、最終的には「買わないのが一番安い」という考えに行き着くのだ。
確かに、今使っているものが使えなくなったわけではない。
全ては欲から生まれた衝動だ、と一言放ってしまえば、それで片付いてしまうのだ。
それに、お金を貯めなくてはならない。
もう、時間がないのだ。
考えてもみれば、自分に投資している余裕もないじゃないか。
それなのに、そんな余計な所にまで掛けているお金など、あるハズもないのだ。